京都の看板風景に会いたいはやる気持ち

京都市内では看板が全域で規制されています。名所旧跡や河川、公園などでは出すこと自体できないわけですが、その他の場所では、禁止、というわけでは当然なく、景観に合ったものにしましょう、という規制です。京都と言えば古都、世界有数の観光地です。文字通りの世界有数で、欧米人の観光地ランキングでは、しばしば一位になっています。看板規制というのは、日本ではあまり馴染みがないのですが、ヨーロッパでは観光地のみならず、幅広い地域で、昔からおこなわれてきました。せっかく千数百年間も守られてきた古都の街並みということで、京都でもようやく数年前に本格的に厳しい規制が始まりました。京都以外では派手で鮮やかな看板が、シックではんなりした看板に変えられ、表示してあるさまは一見の価値ありです。

京都でしか見られない全国チェーンの看板

全国展開しているチェーン店も、京都市内にほとんどあります。京都は大都市ですから。世界中にあるハンバーガーショップやコンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどが、市内のいたるところに存在しています。それら全国チェーンの看板は、ほとんどの人々にとってお馴染みのもので、遠くからでもわかるほどです。目印にもなっているくらいで、まさにシンボルマークでしょう。それが京都では、色合いやデザインを変えて、周囲の景観に合うような看板となっています。ここでしかお目にかかれない看板ということで、しばらく目が離せなくなります。実に工夫されていて、周りに溶け込み、美しさを感じさせるものが多いです。姿かたちは変わっていますが、それでもその店であることが、当然ながらきちんとわかるように表示されています。

京都の風情や雰囲気にのまれるように

京都市内は看板規制上、21の地域に分けられ、それぞれの地域に違った基準が設けられています。地域に合った色合いやデザインにしようと、シンボルマークとも言える看板が姿を変えているさまは、とてもユニークで、新鮮な驚きを覚えたりもします。普段、京都市外の地域で見慣れている、お馴染みの看板との違いや共通性、といった観点から見るので、意外性を感じたり、創意工夫ぶりに感心したり、見つけるたびにワクワクします。他の地域ではどこでも、統一されてある看板です。チェーン展開しているわけですから、統一されていることに意義があるわけです。でも、京都だけは特別な異空間です。京都がかもし出す風情や雰囲気にのみこまれるように、シックで落ち着いたものに姿を変えている看板の数々は必見です。